満月に近い月は西の空に傾きボンヤリと光って、「幻想的」な風景が広がっている。幻想的?!よくよく目を凝らしてみると、辺り一面霧に覆われているではないか!それでも星座がよく見えるということは、天空は快晴にもかかわらず、地表面に近いところだけに薄い靄がかかっているということだ。
霧のせいで空が白んでしまい、主な星は見えるものの細かい星空の分布がわからない。ラブジョイも、アイソンも、リニアもまったく位置が掴めない。iso6400で10秒も露出をかけると写真は真っ白になってしまった。バタバタしているうちに夜明けを迎えてしまった。
一寝入りして起きると、真っ青な空な広がっていた...神様に向かって「この野郎」と唾を吐きかけても自分の顔に落ちるばかりである。気持ちを入れ替えて、太陽黒点の観測を久しぶりにやってみることにした。望遠鏡を覗いて見ると、「おおっ!、結構大きいのがあるではないか!」。
生データ。iso200 (1/2000 sec). ND106フィルタ。 |
まだ回転軸の処理はしてないので、撮りっぱなしのデータ。とにかく、この半年見られなかったような大きな黒点もあるし、黒点数も半年ぶりのレベルだと思う。
南半球に小さな黒点がたくさん見えているので、それを強調するためにgimpで処理してみた。まずは脱色し、コントラストを調整する。小さな黒点がはっきり見えるようになったところで、最後にオレンジ色に彩色した。
gimpで画像処理したもの。 |
黒点数の数え方に関してはルールがあるんだと思うが、自己流で数えると今日は21個だった。
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